星座

あれはデネブアルタイルベガ
星の名前をいくつしっている?
町の群衆のように有象無象
地球ぐらい覚えてやってくれ
親友ぐらい救ってやってくれ
朽ちる魂を生かしてやってくれ
雪の町でマフラーを編む季節
豊作な季節、耕す季節
求めれば気分によって人生甘辛なパラダイス
目の前の弟が餓死しているぞ
苦悩の日に見上げれば月は綺麗やった
世界が夕日に染まりきりましたなんてご冗談でしょ。
打ち上げ花火ばかりの人生は職人とマニアだけにしてくれ
俺は春夏秋冬に生きていくから
何もかもが似たような星なんてご冗談を
光る星ありゃ屑星もあり、有象無象を描いて星座
光明はそれでもう十分お腹いっぱい
もう私を生きてくから、騙りは十分だから
だから見つめられないことを嘆かないで、星よ
名を知られぬことを恥じないで
君は見上げられたときに求められればいい